数日放置してた窓ガラスをやっと直してもらった私の体験談

mado_koukan

わたしがまだ駆け出しのライターのころ、まだ今のようにお仕事をもらえなかったときのことです。わたしが住んでいたのは築何十年も経っている思われるお化け屋敷のような下宿でした。ほかに住人はいなくて、大家さんも普段はどこにいて何をしている人なのかもよくわからない感じで、月に一回会えれば良いほうでした。
そんな状況ですから、そこの下宿の掃除やちょっとした修理なんかは、なぜかわたしがやることになっていました。住人でありながら管理人のような生活を送っていたある日のこと、その事件が起こったのです。

その年猛暑でしたが、特にその日は朝から妙に蒸し暑かったのを覚えています。古くて効きの悪いクーラーをかけ、部屋のなかで下着姿でテレビを見ていましたが、流れてきたニュースで大型の台風が近づいていることを知りました。買い出しを済ませて下宿に帰ってきたころには、空がどんより曇っていたのを覚えています。
すぐに雨が降り出し、風が強くなって嵐が吹き荒れました。

家で画像が乱れがちなテレビを見ていると、雷が落ちたような大音響とともに、突然窓からバケツが飛び込んできたのです。一瞬なにが起きたのかわからず、ただただ茫然としてしまいましたが、すぐに窓が強風で開いてしまったのかと思い確認すると、そうではありませんでした。

9月16日の台風18号による災害被害状況写真|盛岡市公式ホームページ

強風で飛んできた金属のバケツは、わたしの部屋の窓ガラスに直撃し、割ってしまったのでした。そのあとは雨を風が吹き込みつづけ、バケツ以外にもいろいろと飛び込んできたため、部屋を出て廊下に避難しました。しかし嵐が収まった後も大家さんとは連絡もつかず、台風一過で気温が上昇する中、窓ガラスが割れた状態で、効かないクーラーがさらに効かなくなり、脱水症状を起こさないよう注意しつつ、窓には段ボールをガムテープで貼り付け、数日後ようやく窓ガラス修理してもらいました。

台風による大雨・強風にご注意ください 江戸川区公式ホームページ

窓ガラスが壊れると大変なことになると思い知った体験です。